かにを購入する前に知ってほしい！国産と外国産のカニの違い

国内で水揚げしたか否かによって産地が変わる

現在流通しているかには、日本国内で水揚げされたものもあれば、海外から輸入したものもあります。大抵は国産か輸入品かはっきり記述されていますが、実は「国産」と書かれていても、実際には海外で捕獲されたものという事もあります。捕獲自体は海外でしていても、そのまま日本へ輸入し、それから水揚げする事もあるのです。驚かれた方も多いかもしれませんが、心配はご無用です。これは決して違法行為ではありません。日本で水揚げしている事に変わりはないのですから。

国産と外国産で差がつきやすい理由

かにを海外から日本までもってくる水揚げ方法は、丈夫な体を持つタラバガニだけが可能です。ズワイガニは傷みやすいので、海外から日本までの長旅には向いていません。
もし、生きたままのズワイガニが日本で売られていたら、ほとんどが日本で捕獲されたズワイガニと考えられます。

国産の方が美味しく思える理由

国産の方がおいしいと感じる方も多くいます。厳密に言うと、国産・外国産に関係なく、水揚げ直後のかには新鮮でおいしいからです。国産は水揚げから市場流通までの期間が短くて済むのですが、外国産は水揚げから冷凍加工を経て輸入されてくるので、期間が長くなってしまいます。傷みやすいズワイガニは、水揚げまでの過程で少しずつ風味が落ちてきてしまいます。そのため、国産のかにの方がおいしいと感じる人が多いのです。