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ワタリガニを食べたことはありますか?
食べ方を知っていますか?
ズワイガニやタラバガニは食べたことがある方も多いかと思いますが、ワタリガニとなると、見たこともないという方も多いかもしれません。
そもそも、ワタリガニって食べられるの?という疑問から、ワタリガニの特徴、ワタリガニのおいしい食べ方までワタリガニを楽しむイロハをお伝えします!
ピックアップ
ざっくり言うと
一般的にはワタリガニという名前で親しまれていますが、正式名称はガザミといいます。
成長すると甲羅の幅が25センチをこえるものもある大きなカニです。
見た目は、青みがかっていて、全身、特に脚には水玉模様が目出ち、普段よく目にするカニとはイメージが異なるかもしれません。
大きな特徴は、一番後ろの脚がオール状になっている点です。
オール上の脚で他のカニよりも素早く海中を泳ぐことができます。
生息地は、北海道南部から九州と広範囲ですが、国産のものは少ないです。
スーバーなどの店頭に並べられているものの多くは外国産です。
国産は以前乱獲されたことが原因で、数が減ってしまったので、高級品として扱われています。
ピックアップ
旬は秋から冬です。
11〜12月ごろのワタリガニは、メスがもつ卵も多く、身もミソも味の品質が高いと言われています。
ワタリガニのブランドで有名なのは、佐賀県太良町の特産品になっている、竹崎ガニです。
ワタリガニは、活きている状態でいきなりお湯に入れると、「自切」と言われる脚を自ら切り落としてしまう行為をするため、ゆでる直前に「活き締め」を行うのが普通です。竹串を口からフンドシのほうまで刺しこみ、一思いにしめます。
しめたあと、腹を上にして、塩を少し入れたお湯で20分ほどゆでます。
多くはゆでられた状態で売られています。
ワタリガニは死んでしまうと味が落ちるので、活きた状態か、浜ゆでされたものを購入しましょう。
鮮度のいいワタリガニの見分け方ですが、死んだカニ・鮮度の落ちたカニは口元が黒くなっているので、避けてください。
甲羅のとがったところを押してみて硬く感じたら身が詰まっていると思って大丈夫です。
ワタリガニの食べ方は、実は脚にはあまり身がはいっておらず、主に胴体の身と、カニミソを食べます。
ふんどしをはがして甲羅の腹側の殻を開け、内のミソや内子を味わいます。
「がに(エラ)」は食べられないので、必ず取り外してください。
身は脚より胴体に多く詰まっているので、まずは胴体を縦に半分に割り、身を食べます。
さらに脚を割り、脚肉を味わいます。
脚の身は少ないので、簡単に食べられる範囲でほじり出すなどして食べます。
ワタリガニは、そのままゆでる食べ方もオススメですが、シーフード料理の主役として大活躍します。
外国産は値段がお手頃なので、かにのパスタなどに使われることも多いです。
ワタリガニを使った簡単なオススメレシピを紹介します。
材料(6人分)
材料 | 分量 |
---|---|
ワタリガニ | 一杯 |
にんにく | 一かけら |
トマトの水煮 | 1缶 |
オリーブオイル | 適量 |
白ワイン | 適量 |
塩コショウ | 少々 |
パスタ | 250g |
1、ワタリガニの下ごしらえ(エラ、砂袋を取るなど)をしてざく切りにします。
2、フライパンでにんにくをオリーブオイルで弱火でじっくり炒めます。
3、2のフライパンにワタリガニと白ワインを入れて、ふたをして蒸します。
4、ワタリガニに火が通ったら、トマトの水煮を適量入れて煮詰めます。
5、薄口しょうゆや塩コショウで薄味に整えたら、固めにゆでたパスタとパスタの煮汁をフライパンにいれて、全体を絡めます。
甲羅は割らずにきれい残しておくと、飾り付けとして使えますよ!
ピックアップ
まだ数は少ないですが、最近は通販でも取り扱っているところも出てきました。
食べ方も色々あり、ワタリガニは新鮮ならゆでるだけでもおいしいですし、料理にも気軽に投入できます。
和食のみならず、ワインとも相性は抜群です。
皆さんも色々な食べ方に一度、挑戦してみてください。
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