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越前ガニ・松葉ガニ・香ガニ・タテガニ・・・
全てズワイガニの別名ということをご存じですか?
まだまだズワイガニの別称はあります。
獲られた場所、オスかメスか、さらにはサイズの差で呼び方が変わるので、実は同じ種類のカニであることを知らない人も多いのではないでしょうか?
いろいろな呼び名があるズワイガニですが、ズワイガニとして、国内ではどこが一番漁獲量が多いのでしょうか。
ピックアップ
一年に一度、農林水産省がデータを公表してくれています。
最新のものは平成29年4月25日に公表されました。(平成29年7月現在)
カニの漁獲量だけでなく、まぐろやうなぎ、あさりに至るまで、漁業・養殖業の生産量や推移を公表してくれています。
>>http://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/kaimen_gyosei/index.htmlにアクセスすると、最新の情報が見られるので、興味があれば見てみてください。
データによると
かに類の平成28年の漁獲量は28400tとなっています。
グラフ(単位100t)
平成27年 | 平成28年 | 対前年比 | |
かに類計 | 288 | 284 | -4 |
ずわいがに | 44 | 42 | -2 |
べにずわいがに | 169 | 161 | -8 |
がさみ類 | 21 | 21 | 0 |
その他のかに類 | 53 | 60 | 7 |
ズワイガニの漁獲量が減っていますね。
データを見ていると、ズワイガニとベニズワイガニに分かれています。
ズワイガニとベニズワイガニの違いは、何でしょうか?
【ズワイガニ】
・呼び名
松葉ガニ(山陰)や越前ガニ・加能ガニ(北陸)・間人ガニ(京都)など
・生息地
日本海の大陸棚
水深約200m〜400m
・産卵周期
一年に一回
・漁期
冬
・漁法
底引き網
【ベニズワイガニ】
・呼び名
紅ガニや紅ズワイ
・生息地
日本海の深海
水深約500m~2500m
・産卵周期
2年に一回
・漁期
秋から春
・漁法
カニかご漁
違いはありますが、両方とも「十脚目ケセンガニ科」の同じズワイガニ属の仲間です。
同じズワイガニ属に属すカニですが、生き物として種が違います。
一般的にズワイガニが高級とされています。
紅ズワイガニは缶詰の主要な材料になっています。
ちなみにタラバガニは?とおもわれた方がいるかもしれませんが、タラバガニはヤドカリ科なので(!)、カニのデータには含まれません。
ピックアップ
ズワイガニはどこで一番獲られているのでしょうか?
もう少しデータを見ていきます。
今回はベニズワイガニではなく、ズワイガニの漁獲量が多い県、トップ3をお伝えします。
1位:兵庫県-1000t
2位・3位:北海道・鳥取-900t
この3県が圧倒的に漁獲量が多いです。
4位は石川県と福井県の400tです。
ちなみに紅ズワイガニの漁獲量トップの県は鳥取県です。
参照データ
http://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/kaimen_gyosei/attach/pdf/index-13.pdf
いかがでしたか?
カニだけでなく、いろいろな魚の漁獲量が見られるので、結構おもしろいですよ!
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