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毛がにを解体したら、かにみそを全て甲羅に移し、脚の身をほぐしてそれも甲羅に入れます。それを網焼きやホットプレートにアルミホイルを敷いたりして、直火焼きします。お酒がすきな人ならば、ここで日本酒をひとたらし。甲羅の中がふつふつとわいてきたら食べ頃です。特に酒の肴などを好まれる方なら「頭がくらくらするほど美味い!!」とのこと。ぜひ、「毛がにの甲羅焼き」を試してください。
そして…甲羅焼きをしたあとのお楽しみが…なんといっても、「甲羅酒」!日本酒が好きな方ならたまらない逸品です。
甲羅焼きを食べたあと、かにみそを少し甲羅に残した状態でさらに熱燗にした日本酒を甲羅にを注ぎ、直火で焼いていきます。…蛇足ながら、筆者はお酒が好きなので、想像しただけでジタバタしてしまいそうな光景です。日本酒が湧いてきたら、呑みごろです。
ここでポイントなのが、使う日本酒について、です。「手軽な日本酒(カップ酒)」などでは、甲羅を焼くことによりアルコールも少し飛びますますので、雑な風味が邪魔をしてくるので避けた方が良いでしょう。料理酒も同様の理由で避けた方が無難です。
とはいえ、呑むのも惜しい様な銘酒をいきなり甲羅酒にを使うのはあまりにも勿体ない…!という、お酒好き特有の悩みが発生します。料亭などの宴席でしたら、その場に出されている日本酒で間に合うでしょうが、家でやる時は少し上等気味の日本酒をお勧めします。お酒屋さんに、甲羅酒に向いている日本酒を聞いてみても良いでしょう。家に良いお酒の飲み残しとかあれば良いのですが、無ければ思い切って用意してしまうのもアリ、です。毛がにのうま味と、日本酒に含まれるアミノ酸が絶妙のハーモニーを醸し出します。
甲羅酒は、毛がに宴会のクライマックス。甲羅焼きの時よりさらに焼かれた香ばしいかにみそを少しずつ集めながら、毛がにの甲羅を杯にすするようにして飲む甲羅酒は、体も心も温めてくれる最高の冬の大人の味覚です。呑み終わる頃には甲羅も綺麗にカラっぽになり、毛がにを味わい尽くした充実感にも浸れます。
毛がにを手に入れられましたら、ぜひ、おいしい日本酒も一緒に用意して、この贅沢を満喫してください。きっと、忘れられられない思い出になることでしょう。
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