1.「鮮度抜群」のかにの見分け方とは

かにの美味しさは、鮮度で決まるといってもいいくらい、鮮度が命の食材です。活きがになら、その名の通り生きたままの状態なので、鮮度が高いと思いがちですが、実はそうとも限りません。船内凍結したかにの方が、鮮度が高いこともあるのです。
ここでは、かに通販サイトでの鮮度を見分けるところにフォーカスしていきたいと思います。

さて、かにの場合、水揚げしてから茹でて、食べるまでの時間が短ければ短いほど、鮮度抜群の美味しさを味わうことができます。
また、もうひとつの鮮度維持のチェックとしては、水揚げしてから船内で瞬間凍結しているかどうかです。通販会社のホームページを隅々までチェックして「水揚げ直後に茹でる」か「船内で瞬間凍結する」という言葉があれば、鮮度が高いと判断できます。

2.産地別で身入りの良さが分かる！

かにを選ぶ時に、鮮度と共に重要なのは、かにの身入りの良さです。その決め手になるのは、ずばり、産地です。
かには漁場によって獲れる種類や大きさ、味など特長が異なります。

日本で一番なじみのあるズワイがには、ロシアのマガダン沖やカナダのノヴァスコシア沖を中心に、甘みもあり、柔らかいトップランクのものが獲れています。また、“かにの王様”タラバがには、ロシアのカムチャッカ半島西側やノルウェー海域からムルマンスク海域で、身入りの良い、肉厚の食べごたえあるかにが獲れると言われています。特にロシアでは、現在、かにや海産物の資源保護の徹底に力を入れています。そのために、ロシア領海内では厳しい漁獲枠が設けられています。乱獲を防ぎ、成長した身入りの良いかにのみを捕獲して、日本に届けられているのです。
おいしいかにを買うにはこれらの産地で水揚げされたばかりのかにをお取り寄せ通販がベストです。

3.鮮度維持には、水揚げ後が大事！

冷凍かにでも、水揚げ後、すぐに船内で急速凍結した品は、鮮度が抜群です。

4.鮮度を保つ加工技術とは？

水揚げされた後、ただちに船内で瞬間凍結する理由は、短時間で凍結させることで、細胞内の水分の破壊が最小限に抑えられ、獲れたてのかにならではのみずみずしさと美しさを保つことができるからです。 また、加工の際、いったん解凍してしまうと鮮度が落ちてしまいます。ですから、解凍せずに加工する技術をもっている会社かどうかの見極めも大切です。
一つの目安として、加工工場が食品の安全・品質の管理技術である、アメリカのNASAで開発されたHACCP（危害分析重要管理点）を取得しているかどうかを、ホームページでチェックしておくこともできます。

5.かに通販だけの実績じゃ分からない！
高級料亭や高級ホテルに卸している会社をチェック

鮮度抜群のかにを本当に選びたいなら、単に知名度がある通販会社であったり、ド派手な広告活動をしているだけで判断してはいけません。新規のかに通販会社でも、今まで一般のお客さんが取引相手ではなく、高級料亭や高級ホテルへかにを卸している会社があるのをご存知ですか？

今までは卸だけだったのが、新たに一般のお客さんに向けて、通販サイトを作っている会社もあります。そういった会社は、もともと品質のいいかにしか扱っていないので、鮮度抜群のかにを購入したい人には狙い目です。ホームページなどで、バイヤーや社長の鮮度へのこだわりなど、細かくチェックしていれば、見えてきますよ。