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かにはオスの方がおいしいといわれていますが、そんなことはありません。
メスはオスにはない、“内子”・“外子”といわれる珍味を抱えています。“内子”“外子”とは、かにの卵です。
ピックアップ
【内子】
かにの内子とは卵になる前の未成熟の卵(卵巣)のこと。メスがにのふんどし部分を外すと見えるどろっとした紫色のもの(ゆでるとオレンジ色になるもの)です。
内子はカニの産卵期でも、卵になってしまうまでの間にだけ手に入る貴重なものです。
【外子】
外子はメスがにがふんどしに抱えているように見えるつぶつぶで、かにの成熟した卵です。
かにの内子と外子、どちらも濃厚な味わいで人気があります。かにみそが好きなら「内子」、ぷちぷちとした食感を楽しみたいのなら「外子」をおすすめします。
ピックアップ
新鮮なものなら、かにをまるごとゆでてしまえば、内子もそのまま食べることができます。オレンジ色に変色したら完成です。
酢じょう油やわさびじょう油をつけて食べるのが人気ですが、マヨネーズを付けて食べてもおいしいです。
【内子の塩漬け】ガーゼなどで内子をつつみ、周りに塩を付け、重石をのせます。内子がドロドロになるぐらいまで塩が染み込めばOKです。時間の目安は8時間ぐらいです。
ご飯のお供にも、お酒のあてにも最高です。
【内子のしょうゆ漬け】加工品としても売られている内子のしょう油漬け。
市販のものは少し高いので、家庭で挑戦してみるのもいいですね。
作り方は簡単で、だしじょう油で内子を漬け込みます。
【かにの親子パスタ】かにみそと“内子”・“外子”を混ぜ、パスタのソースとしてつかいます。かにの身を入れるとカニの親子パスタとなるでしょう。
【内子のおみそ汁など】内子を具として入れてもいいのですが、内子をみそですり潰してみそ汁に入れると、かにの良い香りとダシを堪能できます。かに鍋のダシに隠し味として入れても、深みのある味になっておいしいですよ!
【外子のしょう油漬け】外子もそれほど内子と食べ方が違うわけではありませんが、塩漬けよりはしょうゆ漬けにする方がオススメです。
ピックアップ
身ではオスに負けるかもしれませんが、内子と外子を食べる楽しみはメスのカニならではです。メスのズワイガニは、「せこがに」「香箱がに」など、産地によってはブランド名がついています。かにの卵を食べたことのない人は、ぜひ食べてみてください。
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